「まず全ての在庫を出す」のが片付けの鉄則とされていますが、クリニックで全ての在庫を出すのは難しい場合も多いと思います。
そこでこの記事では、全ての在庫を出すのが難しいクリニックのための、片付けの鉄則をご紹介。
クリニックの片付けでは、全ての在庫を出す必要はありません。省スペースで片付けることで、どんなクリニックでも片付けを着実に進められるはずです。
現在クリニックの片付けが進まずお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。
クリニックで全ての在庫を出すのは難しい
先にも述べましたが、まずは全ての在庫を出すことが片付けの鉄則とされています。
しかし、日々患者さんを受け入れるクリニックでは、全ての在庫を出す場所がないケースも多いはず。
そして、本当に全ての在庫を出すと、1日で片付けを終えられない可能性が高いです。
また、在庫を出す前の状態よりも散らかった状態が続く可能性もあります。
よって、クリニックで全ての在庫を出すとなると、クリニックを休診するなど大掛かりになる可能性が高く、クリニックの在庫を全て出すのは難しいといえます。
省スペースずつ、全ての在庫を出そう
クリニックの片付けでは、あるものすべてを出さなくてもOK。
先に説明したとおり、クリニックでは物を出す場所や時間の確保が難しいことも多いからです。
ただ、全部の在庫を出すことには次のようなメリットがあります。
- 今ある在庫を把握しやすい
- 在庫の重複がわかりやすい
- 掃除がしやすい
- 探し物が見つかる
- 全部出すことで片付ける覚悟が決まる
全部出せば物の総量を把握しやすく、重複している物も分かります。在庫を見直してムダ使いを減らすこともできるでしょう。
そして、全部出してしまえば片付けざるをえないので、片付けを面倒に感じてしまう人でも覚悟を決められるでしょう。
上記のように、全部出すメリットが大きいのは確かなこと。
そこで、全部出すのが難しいクリニックの片付けでは、業務に支障がでない程度の範囲を決め「部分的に全部出す」のがおすすめです。
「部分的に全部出す」とは、デスクの上や引き出しの中身など、省スペースの範囲で中身を全部出して片付けること。
そして「部分的に全部出す→片付ける」を繰り返すことで、片付けの時間やスペースを確保しにくいクリニックでも、着実に片付きます。
まずは、比較的物が少なく片付けやすい場所から始めてみましょう。
在庫を出さなくてもできること
省スペースずつでも全部在庫を出した方が良いのは間違いありませんが、在庫を出さなくても片付けられる方法を3つご紹介します。
- 明らかに不要な物を処分する
- 使いやすい場所に移動させる
- 収納グッズを購入
どれも簡単ですぐにでも実践でき、時間もさほどかかりません。少しでもやっておくと片付けが楽になるのでおすすめです。
では1つずつ見てみましょう。
明らかに不要な物を処分する
まずは、明らかに不要な物を処分しましょう。
たとえば、
- 壊れている物
- 何年も使っていない物
- 今後使用することはないと判断できる物
などはどんどん捨てましょう。
どうしても捨てるのが苦手な人は、
- ゴミ袋をいっぱいにする意識をもつ
- 捨てる物リストを作ってみる
などの方法をとってみてください。
また、捨てる物を考えてリスト化することは具体的な計画となり、行動しやすくなります。
さらに、
- 捨てたら線を引くなどしてチェックを入れる
- 担当を決め、片付けリストと期限を決める
などの方法を取り入れると達成感を味わえ、やる気がアップするでしょう。
使いやすい場所に移動させる
物を使いやすい位置に移動させてみましょう。
- よくセットで使うもの同士を近くに収納する
- 仕事の動線を考えて収納場所を変える
物がまとまれば見た目もスッキリ。より使いやすい位置に移動できれば仕事もしやすくなるはずです。
収納グッズを購入
不要な物を処分したり、使いやすい場所に移動させたりしてもすっきりしない場合は、収納グッズの購入を検討しましょう。
ただし、在庫を全部出す前に購入する場合は、安価で購入しやすい小さめのグッズがおすすめです。
たとえば、
- 「フック」で壁掛け収納を作る
- 「クリップ」で書類をまとめる
- 引き出しの中身を「しきり」で整理する
など。
フックやクリップ、しきりなどは安価で手に入りやすいのに、一つあるだけでも収納効果は大きいです。
なお、収納棚などの大きな収納グッズは、在庫を全部出し、整理整頓が完了してからの購入がおすすめです。
先に大きい収納グッズを購入してしまうと、在庫を全部出して整理した後、収納する物が意外に少なくなり不要になる可能性があるからです。
クリニックの片付けは省スペースずつ進めよう
では最後に、この記事でご紹介した内容をまとめます。
「まず全ての在庫を出す」のが収納の鉄則とされていますが、クリニックにおいて全部出すのは難しいこと。
しかし、在庫を全部出すことには次のようなメリットがあります。
- 今ある在庫を把握しやすい
- 在庫の重複がわかりやすい
- 掃除がしやすい
- 探し物が見つかる
- 全部出すことで片付ける覚悟が決まる
そのため、クリニックの収納では、デスクの上や引き出しの中身など、業務に支障がでない程度の範囲を決め「部分的に全部出す」を実行しましょう。
また、在庫を全部出さなくても収納を進めることも可能です。
次の3つの方法は、場所や時間、コストもあまりかからないうえ、少しでもやっておくと片付けが楽になるのでぜひ試してみてください。
- 明らかに不要な物を処分する
- 使いやすい場所に移動させる
- 小さめの収納グッズを購入
クリニックの収納を短期間で進めるのは難しいかもしれませんが、少しずつ進めれば着実に片付きます。
クリニックの収納が進まず悩んでいる方は、この記事でご紹介した方法を参考に収納をすすめてみてはいかがでしょうか。