日々の業務をこなしながら、クリニックの片付けを進めるのは難しいという方も多いと思います。
そこでこの記事では、片付けが進む段取りについてご紹介します。
片付けをよりスムーズに進めるには「収納場所を書き出す」のがポイントです。
この記事を読めば、片付けが進まず悩んでいる方でも段取りよく進められるはず。
クリニックの片付けが進まず悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
まずは段取りを決めよう
まずは期間を決め、スケジュールを作成しましょう。
行動を計画し、スケジュールとして「見える化」することで行動しやすくなり、片付けがより確実なものとなるからです。
日々やることが明確になるとモチベーションアップにもつながり、片付けが着実に進むはず。
なお、片付けの基本は次の4ステップです。
- 出す
- 分ける
- 減らす
- しまう
この4ステップをふまえ、何日までにどこを片付け、何をするのか。スケジュールを作成し、段取りよく片付けましょう。
また、あらかじめ段取りをチェックし、ビニール袋や掃除道具など、必要な物などがあれば準備も進めておくとよりスムーズに進むでしょう。
片付けがよりスムーズに!収納場所を書き出そう
スケジュールを作成する前に、収納場所を書き出すとよりスムーズに進むのでおすすめです。
収納場所を書き出す手順は以下の通り。
1.収納できる場所を具体的に書く
2.収納されている【もの】をざっくり書き出す
3.片付け開始前にそれらの【もの】を将来的にどこに置くのか決める
ではそれぞれ詳しくご紹介します。
1.収納できる場所を具体的に書く
まずは、収納できる場所を具体的に書き出しましょう。
書き出す際は、次の図のように表してみてください。箇条書きよりも視覚的に分かりやすいのでおすすめです。
※クリックで拡大できます
2.収納されている【もの】を書き出す
次に、それぞれの場所に収納されているものを書き出しましょう。
ざっくりと書き出し、どのようなものが収納されているのか、そしてどのような物を収納するのか、大まかに把握しておきます。
3.【もの】を将来的にどこに置くのか決める
2でそれぞれの場所に収納されているものを書き出したら、それらの「もの」を将来的にどこに置くのか決めましょう。
たとえば、
- カテゴリー別で場所を決める
- 仕事の動線に従って保管する
など、「将来的にどうしたいのか」を考えながら収納する場所を決定すると、スムーズに決められます。
また、1でご紹介した収納マップがあると視覚的に整理できるので活用してみてください。
片付けのゴールを決め、さらなるスピード化を
片付けのゴールを決めておくとさらに効率的。
なんとなく片付けたいと思っているだけで将来のビジョンがないと、段取りしづらいです。
そこで、ゴールを決めることで次のような効果が得られ、段取りしやすくなります。
- 計画を立てやすい。
- モチベーションを保てる。
- 捨てるか捨てないか、判断に迷わない。 など
当院では常に「洗練された院内」をゴールとし、シンプルでありながらおしゃれな空間を目指しています。
そして、ゴールを決める際は次のことを意識しましょう。
- 求めるクリニックのイメージは?見た目の印象を大切にする。
- 「ここは大切にしたい」など、現状維持したい部分を書き出す。
- 「もっとこうしたい」などの改善点を書き出す。
- ストレスを取り除き、使い心地を大切にする。
- 収納スペースには余裕を持たせる。
特に「収納場所」については、「空きスペースを30%程度設ける」ことがポイントです。
クリニックがすっきり片付いている姿とは、収納スペースにぎっしり物で埋まっているのではなく、スペースに余裕がある状態。
たとえば、ものがぎっしり詰まった収納棚は、取り出しや片付けがスムーズにできません。
しかしながら、長年クリニックを経営していると、家具や備品など「もの」が必然的に増えていきます。
「もの」が増える状況に対応し、すっきり片付いている状態を保つためにも、将来を見据えて収納スペースに余裕を持たせることが重要です。
段取りよく整理整頓を進めよう
では最後に、この記事でご紹介した内容をまとめます。
段取りよく整理整頓を進めるために、何日までにどこを片付け、何をするのか、必要な準備はあるかなど、まずは片付けの基本4ステップに沿ってスケジュールを作成しましょう。
片付けの基本は次の4ステップです。
- 出す
- 分ける
- 減らす
- しまう
そして、スケジュールを作成する前に収納場所を書き出すと、片付けが一段とスムーズに。
さらに、片付けのゴールを決めることでより段取りしやすくなります。
この記事を参考にスケジュールを作成すれば、片付けの時間を確保しづらいクリニックでも段取りよく整理整頓を進められるはずです。
現在クリニックの片付けが進まず悩んでいる方はこの記事でご紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。