- クリニックのホームページ(HP)を外注するけど、何をお願いすればいいかわからない
- 業者に丸投げだと、ちゃんと集患できるHPになるか不安
こんなお悩みをお持ちではありませんか?
この記事では「HPの作成段階で最低限チェックすべき9つのこと」を紹介します。
私が事務長を務める「おおるり眼科クリニック」では、平均35%の患者さんがHPをきっかけに来訪していただいています。
この記事を読むことで、きちんと集患できるHPを外注できます。ぜひご一読ください。
HPの集患力は「内部SEO」がカギ
結論、HPの外注でチェックすべきは「内部SEO」が施されているかどうかです。
「内部SEO」によりGoogle検索の順位が大きく変わるためです。
どんなにデザインや中身が良いサイトでも、Googleに評価されなければ誰にも見てもらえません。
内部SEOとは
「内部SEO」とはHPのコンテンツをGoogleに正しく評価してもらうための対策です。
GoogleはAIによってあらゆるサイトを評価し、価値あるサイトを検索の上位に表示させています。
このAIに正しくサイトの情報を評価してもらうために施すのが、内部SEOです。
HP作成時の9つのチェック項目
チェック項目は以下の9つです。
閲覧者の使いやすさチェック
検索ユーザーにとって使いやすいHPは、評価が高くなります。
GoogleはHPの閲覧者の行動をチェックして評価しているからです。
- HPの閲覧時間
- どれだけのページを見たか
- 最終的に予約をしたのか
など、閲覧者の行動を細かく分析して、サイトの価値を決めています。
そのため、「閲覧者にとっての使いやすさ」という目線が欠かせません。
「サイトの使いやすさ」を深堀りすると、次の3つが大きく影響しています。
-
- レスポンシブ対応
- 表示速度の高速化
- 分かりやすいドメインにする
チェック①レスポンシブ表示に対応しているか
レスポンシブ対応とは、閲覧するデバイス(PCやスマホ)によってレイアウトが変わるWebサイトのことです。
スマホやタブレットの登場により、レスポンシブ対応は使いやすさに大きく影響するようになりました。
スマホ、タブレット、パソコンなど、画面サイズの異なるさまざまなデバイスからHPが見られるようになったからです。
スマホ画面にパソコン用のレイアウトで表示されたら、字が小さくてとても読みにくいですよね。
そのため、閲覧デバイスごとに最適なレイアウトで表示させる、レスポンシブ対応が必須なのです。
チェック②表示速度は高速か
表示速度は、ユーザーの利便性に直結します。
あなたも
と思ってすぐにサイトを閉じた経験はありませんか?
【メモ】表示速度は無料ツールでのチェックも可能です。
【表示速度チェックツールの例】
-
- Google PageSpeed Insights
- Google Analytics
チェック③わかりやすいドメインか
ドメインとはHPのURLのhttps://より下の部分です。
たとえばおおるりクリニックのHPのURLの「https://orurieye.com」なら、「orurieye.com」の部分がドメインです。
このドメインは、サイト作成時に自由に選べるので、わかりやすいものにしましょう。
サイト内容が想像しやすくなると検索結果でユーザーにクリックされやすくなり、アクセス増加に繋がるからです。
GoogleAIの読みやすさチェック
検索順位を決定するGoogleのAI=クローラーが、サイトを読みやすいように設定しましょう。
これを「クローラビリティ最適化」と呼びます。
最適化には次の3つが有効です。
-
- XMLサイトマップを作成・送信
- サイト構造の単純化
- 画像のalt属性設定
チェック④XMLサイトマップを送信しているか
XMLサイトマップとは、GoogleにWebサイトのページ内容をすべて知らせるために用いるファイルです。
XMLサイトマップを作成・送信することで、クローラが登録したサイトマップから巡回してくるようになります。
Webサイト立ち上げ当初は特にクローラに発見してもらいづらいので、マップを送って読みやすくしてあげましょう。
HP作成を依頼する際は、XMLサイトマップの設定まで必ず確認してください。
チェック⑤サイト構造は単純か
トップページから2〜3クリック以内で全てのページに飛べるよう、サイト構造を単純にしてもらいましょう。
トップページから何クリックもしないとたどり着けないようなページがあると、クローラがサイトの中を巡回しにくくなってしまいます。
結果、「このサイトは読みにくい」と判断してサイトの評価を下げてしまいます。
チェック⑥内部リンクは設定されているか
内部リンクとは、HPの中で情報をつなぐリンクです。
内部リンクを適切に設定することでページ単体の評価だけでなく、
サイト全体の評価向上にもつながります。
その理由はクローラが内部リンクを辿ってサイト内を巡回し、
ページをインデックスしてくれるからです。
つまり、内部リンクが適切に設定されていると素早くインデックスされ検索結果が上位表示される可能性が高くなります。
内部リンクが適切に設定されているか確認してみて下さい。
インデックスの最適化チェック
検索エンジンへのインデックス最適化とは、サイトの制作側が狙った意図で、Googleに正しくサイトのデータをインデックス(登録)してもらう対策です。
もし、狙ったキーワードと上位表示された記事が異なるとユーザーの悩みが改善できず、結局は評価が下がってしまいます。
チェック⑦狙うキーワードがタイトルや見出し入っているか
上位表示させたいキーワードを決め、タイトルや見出しにキーワードを入れてサイトを作成します。
例えばおおるり眼科クリニックの場合、静岡県の島田市の眼科なので次のようなキーワードを意識しました。
-
- 眼科
- 静岡県
- 島田市
- 白内障
- 緑内障
チェック⑧タイトル・見出しタグの使用は適正か
Webサイトには「タイトルタグ」や「見出しタグ」というものがあります。
このタグを使うことで、狙うキーワードをGoogleに認識させることが可能です。
ただこのタグの使い方にはルールがあり、適正に使用しなければむしろ逆効果。
Webサイトの外注では、タイトルタグや見出しタグが正しく使われているかチェックしてください。
ダグについて詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
チェック⑨画像のalt属性は設定されているか
alt属性とは、サイト内の画像を説明するテキスト情報のことです。
テキストで説明する理由は、Googleに画像の意味を理解してもらうため。
Googleは、画像の意味まではまだ読み取れないと言われているからです。
またalt属性を入れておくと、画像が表示されない場合、登録したテキスト情報を表示してくれます。
これは通信環境の悪化などで画像が表示出来なかった場合でも、閲覧者に画像の意味を理解してもらえる、というメリットがあります。
まとめ:よくわからない場合は第3者にチェックを依頼しよう
クリニックHP作成時にチェックすべき9つのポイントを説明してきました。
-
- レスポンシブ対応
- 表示速度の高速化
- わかりやすいドメイン
- XMLサイトマップを作成・送信
- サイト構造の単純化
- 内部リンクの設定
- 狙うキーワードを入れる
- タイトル・見出しタグの適正使用
- 画像のalt属性設定
どれも難しくてよくわからない。。。という場合は、第三者にチェックをお願いしましょう。