クリニックの整理整頓が完了したら、きれいな状態を保ちたいもの。
しかし、
と、片付けのループを繰り返してしまう方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、クリニックのきれいが続く収納管理術についてご紹介します。
クリニックのきれいな状態をキープする秘訣は次の7つ。
- 定期的な点検
 - 掃除の当番制
 - リーダーの恒常的なチェック
 - すぐにやる
 - 意識が高い人を採用
 - 一流を見る
 - 経営者の美意識
 
記事内では1つずつわかりやすく解説していきます。この記事を読めばクリニックのきれいな状態を保てるはず。
整理整頓後、どのように収納管理をしたら良いかお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。
きれいな状態をキープしよう
クリニックの整理整頓が完了した後、「きれいになったし、整理整頓はこれで終了!」と満足していませんか?
クリニックがきれいになると達成感を感じますが、ここで終わらせてはいけません。整理整頓が完了したら、その後もきれいな状態をキープする「作戦」を考えましょう。
整理整頓された現状に満足するだけでなく、
- 今までの在庫管理や掃除の方法は適切だったか
 - 機器や道具など、新たなものを購入したらどこへ収納するか
 - どうしたらきれいな状態をキープしやすくなるのか
 
など、「将来的にきれいな状態を持続させるためにはどうしたらよいか」を考えることが大切です。
クリニック収納管理7つのポイント
それでは、クリニックの収納管理のポイントをご紹介します。
ポイントは次の7つです。
- 定期的な点検
 - 掃除の当番制
 - リーダーの恒常的なチェック
 - すぐにやる
 - 意識が高い人を採用
 - 一流を見る
 - 経営者の美意識
 
では1つずつみてみましょう。
定期的な点検
きれいな状態を保つため、定期的な点検をおこないましょう。
特に次の内容は必ずチェックしてください。
- 在庫の消費期限
 - 不用品
 
消費期限が切れているものや不用品に気づいたら、早めに処分しましょう。
そして当院では、次の3役に分かれてそれぞれチェックリストを作成し、月一回点検をしています。
- 薬剤管理者
 - 資材管理者
 - コンタクト管理者
 
掃除の当番制
きれいを保つためには掃除が必須。
当番制を取り入れれば、誰がどこをやるのか把握できるので、担当者は責任感を持って掃除できます。
リーダーの恒常的なチェック
通常業務と同様にリーダーを配置し、恒常的なチェックをおこないましょう。
チェックするポイントは、
- トイレの便器のフチ裏
 - シンクのピンクカビ
 - 自動ドアの溝に溜まった砂利
 - 鏡やガラスの汚れ
 - コード下のホコリ
 
など、隅々まで。
細かなチェックを随時行うことで、きれいが続きます。
また、リーダーにはスタッフの模範となってもらい、チェックと同時にスタッフを管理・育成してもらいましょう。
すぐにやる
きれいをキープさせるためには、なんでも「すぐにやる」ことが大切。
たとえば、
- 資材や薬剤が届いたら、すぐ受け取った人が所定の場所に運ぶ
 - ゴミが落ちていたら、すぐ拾う
 - 機材を使い終わったら、すぐ片付ける
 
など、すぐに行動することを意識しましょう。
意識が高い人を採用
きれいが続くクリニックにするためには、スタッフの採用から。片付けに対する意識が高い人を採用しましょう。
もともと片付けに対する意識が高い人は、自身が働くクリニックに対しても、きれいな状態を保とうと努力してくれる方が多いです。
また、スタッフ同士で意識を高めあえるため、クリニックのきれいな状態をキープしやすくなります。
一流を見る
きれいなクリニックであり続けるには、一流を見ることも大切です。
当院では「ホテルのようなクリニック」を目指しており、目指すビジョンに共感してもらえた方を採用したわけですが、それでも時間が経つと採用時の気持ちは薄れてきます。
そこで、旅行や食事会などで一流のホテルやレストランにスタッフを招待し、整理整頓されている場所の気持よさを定期的に実感してもらっています。
また、心のこもったおもてなしを受け、本物のサービスの真髄を知ることで、サービスを与える側の気持ちを理解できるようになります。
一流を見ることで、患者さんに対するサービスの質も高められるでしょう。
経営者の美意識
きれいなクリニックを目指すなら、経営者自身の美意識が重要です。
経営者が美意識を持ってクリニックの空間づくりをすることで、スタッフの美意識を先導できるからです。
そしてスタッフの美意識を高められれば、クリニックが目指す空間に共感してもらい、片付けの意識を持たせることができます。
収納管理の見直し・改善を
では、最後にご紹介した内容をまとめます。
きれいな状態をキープさせるためには、次の制度を取り入れましょう。
- 定期的な点検
 - 掃除の当番制
 - リーダーの恒常的なチェック
 
そして、きれいな状態を保ちたいと思えることも重要。次のことを実践し、きれいなクリニックを目指すためのマインドも育てましょう。
- すぐにやる
 - 意識が高い人を採用
 - 一流を見る
 - 経営者の美意識を高める
 
整理整頓しても、すぐに元の状態に戻ってしまうとお悩みの方は、これまでの収納管理の方法を見直し、ご紹介した内容をぜひ実践してみてください。
