現在クリニックの収納を考えている方の中には、上記のような悩みや疑問を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
収納したいと思いつつも、どこから手をつければ良いのかわからない方もいらっしゃるかもしれません。
そこでこの記事では、クリニックの収納を進めるキーポイントである「課題発見」についてご紹介します。
収納の前に「現在のクリニックには何が足りていないのか」「クリニックにとって何が必要なのか」などの課題を見つけることで、収納がスムーズに進むはず。
現在、クリニックの収納が進まず悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
課題を発見することの大切さ
仕事をする上で「課題発見」は大切であるとされています。
そして課題発見の大切さは収納でも同じです。
課題を見つけられないと現状に満足してしまい、実際は課題があったとしても何も対策できません。
つまり、収納の課題が見つかれば、課題をどうやって克服すべきか考えられるので、収納を進められるわけです。
課題発見の3ステップ
クリニックの収納課題は、次の3ステップで発見できます。
- 理想のクリニックをイメージする
- 現状をイメージする
- 理想と現状のギャップは?具体的に書き出してみる
ではそれぞれについて詳しくみてみましょう。
1.理想のクリニックをイメージする
まずは、理想のクリニックをイメージしましょう。
たとえば、
- 清潔感がある
- 収納棚が整理されている
- 動線がスムーズで動きやすい
など、できるだけ詳しい方が良いですが、まずはざっくりでもOK。少しずつ深掘りしてみましょう。
受付などの患者さんから見える箇所は、スタッフとしてだけでなく、患者さんの目線からも考えてみてください。
2.現状をイメージする
次に、現在のクリニックの状況をイメージしてみてください。
イメージした状況が続いた場合、1でイメージした「理想のクリニックの状態」が叶うかどうか、考えてみましょう。
3.理想と現状のギャップは?具体的に書き出してみる
2で現状をイメージして、「このままでは理想のクリニックの状態は叶わなそうだ」と感じたら、理想と現状のギャップはどこにあるのか書き出してみましょう。
書き出したギャップが「課題」です。
課題が見つかったら、どのような収納をすれば課題を解決できるか考えましょう。
課題発見力を高める3つの方法
「課題」をたくさん発見するほど収納を進められますが、「課題発見力」を高めるとさらに課題を見つけやすくなるのでおすすめです。
課題発見力を高める方法は次の3つ。
- 向上心を持つ
- ゼロベース思考を鍛える
- 未来志向で考える
課題発見力を身につけるのは一朝一夕で叶うものではないかもしれませんが、高めるほどクリニックの業務改善につながります。ぜひ試してみてください。
では、課題発見力を高める方法について、1つずつ詳しくみてみましょう。
向上心を持つ
課題発見力を高める1つ目の方法は、向上心を持つことです。
ここで言う向上心とは、
- もっと効率的に仕事を進めるにはどうすべきか
- もっと患者さんに満足してもらうにはどうしたら良いか
- クリニックをより良くするにはどうしたら良いか
など、スタッフとして、またクリニック全体として成長しようとする姿勢のこと。
現状に満足せず、より成長するには何をすべきか考えることで課題を発見できます。
ゼロベース思考を鍛える
課題発見力を高める2つ目の方法は、「ゼロベース思考」を鍛えることです。
ゼロベース思考とは、先入観を除いた状態で物事を考えること。
「今までこの配置でやってきたから…」と先入観に囚われている場合、収納の課題発見はできません。
ゼロベース思考を身につければ、上記のような先入観を取り除いて物事を考えられるため、今まで気づけなかった課題に気づけるようになります。
一見難しそうですが、次の1〜3のトレーニングを重ねることで鍛えられます。ぜひ試してみてください。
1.既存の物事について疑問を投げかける
クリニックの事情を何も知らない患者さんや新入社員になったような気持ちで、できるだけシンプルかつ素直に考えましょう。
2.1に対して思いついた解決策を書き出す
解決策の正解は一つとは限りません。思いつく限りの方法を書き出してみましょう。
3.2の解決策を検証する
最後に、1で考えた疑問と、2で考えた解決策を照らし合わせます。その中で、本当に解決できそうな解決策を実行しましょう。
未来志向で考える
課題発見力を高める3つ目の方法は、未来志向で考えることです。
未来志向とは、「未来に起こり得ることを具体的にイメージし、その上で将来達成したいビジョンに向けてプランを策定・行動する」という考え方。
「現在の状態が続くとこの先どうなるか」そして「どうしたいのか・どうなりたいのか」と未来志向で考えることで、今何をすべきかが分かり、収納課題を発見しやすくなります。
課題発見はクリニック収納の第一歩
では最後に、この記事でご紹介した内容をまとめます。
クリニックの収納を進めるには「課題発見」がポイント。クリニックの収納課題は、次の3ステップで発見できます。
1.理想のクリニックをイメージする
2.現状をイメージする
3.理想とのギャップは?具体的に書き出してみる
そして「課題発見力」を鍛えることで、さらに課題を発見できるようになります。課題発見力は次の3つの方法で高めましょう。
- 向上心を持つ
- ゼロベース思考を鍛える
- 未来志向で考える
クリニックの収納は、課題発見から始めるとスムーズに進みます。そして収納を進めればクリニックの業務効率化や経営改善に結びつくでしょう。
今まで収納が進まず悩んでいた方は、この記事を参考に課題の発見から始めてみてください。