「もっと効率的にクリニックの片づけを進められる方法を知りたい!」とお悩みではありませんか?
クリニックは片付ける範囲が広いため、手当たり次第に片付ける方法は作業効率がいいとは言えません。
そこでぜひ行っていただきたいのが「クリニック収納の課題を書き出す」こと。
片付け前にクリニック収納の課題を書き出すと、思考が整理されて効率的に片付けが進みます。
この記事では、課題を書き出すメリットや手順について詳しく解説していますので、段取り良くクリニックをきれいにしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
片付け前に課題を書き出すメリット
まずは片付け前に課題を書き出すメリットをお伝えします。
片付け前に課題を書き出すメリットは次の2つ。
- 目標を設定しやすくなる
- 効率的に作業できる
頭で考えるだけではハッキリしない課題も、書き出すことで視覚化され、正しい判断が可能になります。

それでは順番に見てみましょう。
目標を設定しやすくなる
片付け前に課題を書き出すメリットの1つ目は、目標を設定しやすくなることです。
書き出すことで明らかになった課題を、具体的にどうすべきか分析を進められるため、目指すべき目標を洗い出せます。
そもそもなぜ整理整頓に目標設定が必要なのかというと、目標を決めることで目標を達成するまでのステップが明確になるからです。
やるべきことが明確になると、余計な労力、コスト、時間などを最小限に抑えられます。

さらに、全体目標から各スタッフに個別で目標を設定させることで、スタッフのモチベーションを上げることにもつながります。
目標を持たずに漠然と片づけを続けていると、達成感を得られずにモチベーションが低下するスタッフも出てくるでしょう。

効率的に作業できる
片付け前に課題を書き出すメリットの2つ目は、効率的に作業できることです。
課題を書き出すと改善すべきポイントが視覚的にわかり、すべきことが明確になるため、どこから片付けしたらよいのか迷いがなくなります。
もし課題を書き出さずに片づけを進める場合、「課題を書き出そう、見つけよう」という意識がないため、課題に気づくことすらできないかもしれません。

さらに課題を書き出すことで、解決法をロジカルに考えられる効果もあります。
考えていたことを目で認識することで、より課題を冷静かつ客観的にとらえられ、筋道立てた解決策を出しやすくなるのです。

課題を書き出すと、すべき作業がわかりやすくなるため、片付けの作業効率は上がり、片付けの作業時間を短縮できます。
課題書き出し~作業までの手順
課題の書き出しから作業に入るまでの手順は、次の3ステップです。
- 課題を書き出す
- やらなくてもいいことに線を引いて消去
- 優先順位をつけて片付け開始
順番に行うことでよりスムーズに課題を書き出せます。
それでは1つずつ詳しく見てみましょう。
①課題を書き出す
まずは課題を書き出しましょう。ごく小さな気になるポイントまで書き出してみてください。
課題の書き出しは箇条書きがおすすめです。視覚的にわかりやすく、後に説明する②の作業も行いやすくなります。
②やらなくてもいいことに線を引いて消去
次にやらなくてもいいことに線を引いて消去しましょう。
書き出した内容すべてを解決しようとすると、時間がかかりすぎる場合があるからです。

今やらなくてもどうにかなることや、時間対効果が低いと考えられることは消去しましょう。
③優先順位をつけて片付け作業開始
②でやらなくてもいいことに線を引いて消去すると、やるべきことだけがリストに残ります。
残ったリストに優先順位をつけ、片付け作業を開始しましょう。

解決しない課題はどうするか考える
書き出した時点で解決が難しいと思われる課題は、次の3ステップで対処法を考えましょう。
- Where:どこが問題か特定する
- Why:何が原因か深堀する
- How:どのような対処をすべきか考案する
課題の根本的な原因を明確にしながら対処法を考えると、解決案を導きやすくなります。
さらにスタッフの意見を求めたり、ゼロベース思考で考えたりすると、新たなアイディアが生まれやすく、問題解決力が高まります。
解決案が立案されたら、計画に沿って実行しましょう。そして実行した計画を振り返り、評価が不十分な場合は再度、新たな解決策を立案し、実行を繰り返しましょう。

処分するものの基準も決めておこう
片付け作業に入る前に、処分するものの基準を決めておきましょう。
処分するものの基準が決まっていると迷うことなく処分できるため、効率的に作業が進みます。
「いつか使うだろう」と思っているものの処分を決めるコツは、「いつか」の期間をきめること。
「1か月以内に使わなかったら捨てる」というように、月単位、年単位などで期間を定め、期間内に使用することがなければ処分しましょう。
しかし処分の基準を決めていても、処分すべきかどうか迷うものが出てくるかもしれません。
処分すべきか迷う場合は無理に処分を決定せず、保留にしておくことをおすすめします。

ただし書類を処分する際は注意が必要。書類には法律で保存期間が設けられているものがあるからです。
書類を処分する際は、法律で定められた保存期間に沿って捨てるタイミングを決めておきましょう。
課題を書き出し、片付け作業をスムーズにしよう
この記事では、クリニックの片づけを効率よく進める手段の一つとして、収納課題を書き出す方法についてお伝えしました。
クリニックは片付ける範囲が広いため、効率よく進めることが大切です。
片付ける場所や片付けの方法など、優先順位をつけておくと、迷いがなくなりスムーズに作業できます。
片付け前にクリニック収納の課題を書き出すと、思考が整理されて効率的に片付けが進みますので、ぜひ課題を書き出してから片付け作業を開始してみてください。