私の周りの院長夫人を拝見していると、大体皆さん経理と雑務をされていらっしゃいます。院長夫人がお医者さんや看護師さんや薬剤師さんの場合は医師、看護師、薬剤師として、一緒に働いていらっしゃるかもしれません。
今回は経理や雑務をされている院長夫人のあなたに向けたブログです。
院長夫人の仕事が経理と雑務というのは過去の話です。今はもっと別のことにあなたの時間を使ってクリニックを繁盛させてください。
勘違い。。。
あなたは経理と雑務をしていることが正しいと思っていらっしゃるかもしれません。
確かにそれは正しいかもしれません。
しかし、私はこの院長夫人の仕事は経理と雑務という固定概念をなくしたことで私自身は成長をして、なおかつ、クリニックを成長させることができました。
このやり方に気づいて、実行したことでクリニックが成長して、今では1日に100人以上の患者さんが来院くださるクリニックに成長しました。
開院当初は1日に10数人で、クリニックの門の前に「眼科クリニック開業しました!」っていう上りをあげたこともありました。その時に写真を撮ったと思うのですが、見つからなくてシェアできないんですが、そういうこともありました。
しかし、今では患者さんがたくさんお見え下さるので、予約を制限しないといけないという嬉しい悩みもあるんです。
仕事の仕方を変えたことで、私だけでなく、スタッフ、そして患者さんにも嬉しい効果が生まれています。「プラスの影響を与えることができる」っていうことは仕事のやりがいにもつながりますね!あなたの周りの人との関係がwin-winになるとってもいいやり方ですので最後までよんでください。
院長夫人の勘違い5つとは?
1:院長夫人は専従者で、経理と雑務だけをしていれば良い
私の義理の父も開業医で義理の母は経理と雑務をしていました。開業当初、私も同じように経理と雑務をしていましたが、ある出来事をきっかけに医療業界が他の業界より遅れていることを知ったんです。
そこで私は自分の仕事を全部洗い出して、人に任せられるものは任せ、私はクリニックのなかで遅れている部分をキャッチアップするために勉強することにしました。
なぜ、他の人に任せたのか?それは1日は24時間しかないからです。
私の大切な時間をもっと価値のあることにシフトしたいと思ったからです。
2:スタッフが休みの時はクリニックに出てお手伝いするのが頼もしい院長夫人
以前の私はスタッフが休みの時はクリニックの手伝いをしていました。
スタッフとの円滑な関係を築くためとか人を雇うと経費が掛かるからという理由で、忙しい時はクリニックを手伝うことが頼もしい院長夫人だと思っていました。
しかしそれは違うな。と思ったんです。
クリニックを手伝うことは一時的な問題解決であって、根本的な解決にはならないんですよね。
スタッフの人数をギリギリで運営するには相当な努力が必要です。ITを駆使して効率化を図る。無駄な作業を洗い出して、なくしていく。スタッフの導線、動きなどを考えたクリニックの設計。医療機器の充実なども診察をスムーズにする手助けになるかもしれません。
その場しのぎで手伝うよりも、スタッフの誰かが有給休暇をとってもスムーズに回るような仕組みというのを初めから作っておくことが必要です。
開業後しばらく経って経営が順調であればスタッフの妊娠や出産を考慮して予め、人数の余裕があるといいかもしれません。
現場で一緒になって働くということを否定するわけではありませんが、本当の頼もしい上司というのはクリニックの組織をきちんと整える、磐石にする、そして世の中の状況を察知した行動ができる人だと思います。
3:事務長は大病院にいる人のことでクリニックにいる人ではない
確かに事務長と言うと大病院のイメージですが、クリニックにおいても必要な存在です。というのも、忙しいクリニックで院長先生が医療と経営の両方を行うことは物理的に不可能に近いからです。
医師はあくまで医療に専従しなければ患者さんはクリニックのサービスに満足しません。事務長の仕事はあくまで院長のフォローでそれはクリニックにおいても同じと考えてください。
4:利益は経費削減から生まれる
利益を出すには経費を削減する。確かに適切な経費削減は経営において必要です。しかし、経費削減に意識を集中していると、先細りした、成長できないクリニックになってしまいます。
それよりも診療の付加価値を上げて、収入を増やす方が健全な振る舞いだと私は思います。設備投資をして医療の質を上げていく、スタッフが足りないなら人員を増やして基盤を固める。その方がずっと力強い、クリニックの姿になっていくと思います。
5:クリニックに営業は必要ない
ここ大事です。
21世紀になって、人の流れも物の流れも大きく変わりました。格安チケットで海外旅行もできます。欲しいものはワンクリックで注文すれば、翌日、自宅に届いています。
ではクリニックはどうですか?
あなたはご存知ですか?
コロナのような感染拡大が心配な時、患者さんはどんなことを考えていたのでしょうか?
あなた自身はどうですか?
アマゾンで物を買ったことがありますか?LINEを使って友達とチャットをしたことがありますか?ペイペイみたいな電子マネーを使えばお財布を持たなくても買い物ができます。
本当に便利になりました。
あなたの家族が病気にかかった時、スマホで病状や病院を探したことはありますか?
スマホの普及はめざましくて、年配の方でもよく使っています。
スマホは瞬時に検索できて、購入とか学習ができます。スマホは21世紀のライフスタイルです。そしてこの変化は今後ますます加速していくことは確かです。
世の中の人は、何かを知りたい。何かが欲しい。といったときに、「すぐにアクセス」できて「わかる」「購入できる」「シェアできる」ことに「価値」を求めています。
クリニックに営業、マーケテイングは必要ない?
クリニックマーケティングは、患者さんが求めている医療サービスの情報を届けることです。
「うちの院長は素晴らしい実績があるから、何もしなくても患者さんは来てくれる」確かにそうかもしれません。しかし近くに競合が現れて、その競合のクリニックがクリニックマーケティングを充実させていたら、患者さんはそちらに移ってしまうかもしれません。
マーケティングを意識した経営をしているクリニックとそういったことを全く無視したクリニックでは患者さんへのサービスの届け方が全く異なるものになってしまうのです。
院長夫人は「経理と雑務だけをしていればいい」の時代は終わりました
院長夫人は院長をサポートできる唯一の人です。あなたのクリニックを他所のクリニックと差別するためには、確固とした経営に対するポリシーを持って院長夫人の仕事をしていただきたいと思います。
院長夫人は忙しいですが、クリニックの参謀役として、院長をサポートする。成長のエンジンを加速するための投資計画を立てて実行する。組織運営をスムーズに行うためのマネジメント業務を行うなどやることは沢山あります。
時間の有効活用と優先順位をつけて仕事をすることであなたのやるべきことは実行できます。
優先順位の付け方や仕事の効率化、クリニックのマーケティングや組織運営の仕方など、強いクリニックを作るやり方をオンラインクラスで勉強しませんか?
事務長15年の経験から人気のクリニックを作った、事務長鈴木のオンラインクラスを開講しました。
まずは私のウェビナーをご覧ください。あなたのクリニックが今以上に繁盛するクリニックになるお手伝いをさせていただきます。
詳しくは下のリンクをご覧ください。