開業を考えているけど、患者さんは来てくれるだろうか? 勤務医でいた方が楽だし安定しているのでは。。。?

- 開業前にやるべき3つの集患対策
- 開業医が陥りがちな集患対策の2つの失敗例
この記事では、「開業のスタートダッシュを成功させる方法」がわかります。
なぜなら私は、16年前に夫と開業してその後、知り合いのクリニック開業に携わってきたからです。
私たち夫婦は根拠もない自信から独立開業に踏み切り、開業スタートは失敗しています。
しっかりした集患対策をしなかったために開業直後の患者さんは1日10数人程度で、経営を軌道に乗せるまで苦労しました。
しかし、私たちの失敗を教訓として知人が開業する際にアドバイスをしたところスタートダッシュに成功していることから

わたし
きちんと対策すれば、開業のスタートダッシュは難しくない!

わたし
開業時の集患に有効な対策はこれ!
ビジネス業界で実績のあるやり方をクリニックに応用しよう
本記事で紹介する集患対策・マーケティング手法はビジネス業界では普通に実践されているやり方です。 実際、私は一般のビジネスから経営・マーケティングを学び、それを医療業界に応用したことで安定的な経営・集患ができるようになりました。 正直、私が取り入れたやり方は一般企業が使うもので新人社員でも知っているレベルのものです。 しかし、医療業界は長い間「聖職」といわれて業界の常識が浸透していないため、一般的なマーケティングが活かされていません。 この記事を読んでいただくことで他のクリニックと差別化できるマーケティングを取り入れることができるはずです。【注意】集患は開業地の選定が最重要
これから集患対策の話に入りますが、「集患には開業地の選定が最も重要」ということだけは先に強調してお伝えしておきます。 適切な集患対策を実施しても、立地によりどうしても効果が出にくいケースがあるからです。 開業地の徹底的なリサーチをして集患の見込まれる土地を見つけてください。 開業地の選定方法についてはこちらの記事で詳しく説明していますので参考にしてください。 >>開業地選定の方法と重要なポイント開業前にやるべき3つの集患対策
具体的にどんな集患対策をしたらいいの?

- ホームページによる認知拡大
- オフライン戦略での認知拡大
- 患者満足を追求した接遇教育

事務長
それぞれ詳しくご説明します。
【対策①】ホームページで認知拡大
第一に大切なのが、ホームページの立ち上げと閲覧者を増やす対策を行うことです。 ホームページのアクセスを増やすのには時間がかかるため、開業直前の作成ではオープニング時に患者さんを呼び込む効果を発揮することができません。
事務長
開院日が決まった段階でなるべく早く作成に取り掛かりましょう。
【対策②】オフラインで地域住民へ認知拡大
インターネットが普及した現代において、ホームページに代表されるオンラインマーケティングは最も大切となります。 しかし、クリニックのように地域に密着したビジネスの場合は、オフラインマーケティングも重要な意味を持っています。 特に地方では人の関わり合いや仲間意識が強く、助け合いの精神があることから、地域住民との関係を密にとっておくことが大切です。 挨拶まわりや地域イベントに参加する中で、地域の方からの信頼を得てクリニックを応援してもらいましょう。
事務長
私はこの活動を「人的プロモーション」と呼んでいます。
【対策③】患者満足を追求した接遇教育
最後にスタッフの接遇教育です。 一度来院いただいた患者さんに気に入られ、かかりつけとなっていただくことが患者さんを増やしていくコツです。 そのために患者さんに満足して帰っていただける様なサービスを追求していきます。 接遇教育を含めたスタッフ研修のポイントは、こちらの記事をご確認ください。 >>【参考】スタッフ研修で抑えるべき6つのポイント開業時に陥りがちな失敗2選
開業の失敗を避けるにはどうしたらいいの?

- コンサルタントに丸投げしてしまう
- 広告費への投資に躊躇してしまう
コンサルタントに丸投げしてしまう
1つ目が、集患対策やホームページ作りを含む、経営の根幹をコンサルタントに丸投げしてしまうことです。
事務長
開業準備はとにかく忙しいため、任せられる部分は全てお願いしたい・・・